心臓血管の主な疾患は以下の通りです。

1. 狭心症や心筋梗塞などを引き起こす冠動脈疾患
2. 大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症などの心臓弁膜症
3. 心房細動や心室性期外収縮などの不整脈
4. 様々な原因で心臓機能の低下した状態の心不全
5. 大動脈瘤や大動脈基部病変などの大動脈疾患
6. 大動脈から分岐する頸動脈の狭窄や動脈硬化などの大動脈分枝動脈の疾患

脳の主な疾患は以下の通りです。

1. くも膜下出血を引き起こす脳動脈瘤や脳動静脈奇形などの脳動脈疾患
2. 様々な神経障害を引き起こす脳梗塞や隠れ脳梗塞などの脳塞栓性疾患
3. 脳神経異常を引き起こすことの多い脳腫瘍
4. 脳梗塞の原因となる頸動脈を含む頭頸部動脈硬化性疾患
5. 認知症・水頭症やパーキンソン病などの機能的脳疾患

当院でのドック健診では、循環器疾患・がんは独立した別コースとしていますので、ここで扱う成人病は加齢に伴う疾患も含めて以下の病気や未病を対象としています。

1. 本態性高血圧・腎性高血圧などの高血圧疾患
2. 高コレステロール血症・高脂血症・肥満などの脂質性疾患
3. 2型糖尿病・糖尿病性腎症・尿病合併症などの糖尿病姓疾患
4. 閉塞性動脈硬化症などの末梢動脈疾患や動脈硬化度の評価を含めた動脈硬化性疾患
5. 高尿酸血症・骨年齢評価を含めた骨代謝・骨粗鬆症などの代謝性疾患

これらに対する健診には、以下の3つのコースを用意しています。

当院では内視鏡検査は行なっておりません。がんドックでは、腫瘍マーカーとCT画像から、がんの有無の可能性を評価します。さらに採血データから胃、大腸、肺、膵臓などのがんの存在可能性を評価するアミノミインデックス（血液検査）を行うコースも設定しています。

1. 腫瘍マーカーの対象臓器；肺・食道・胃・大腸・肝臓・胆道・膵臓・甲状腺・乳房・卵巣・子宮・精巣・前立腺
2. アミノミインデックスの対象臓器；胃・大腸・肺・膵臓・乳腺・子宮・卵巣
3. 胸部CT・腹部CTでの対象臓器；肺・縦隔・肝臓・胆道・膵臓・腎臓・大腸など。

年に１回のドック健診を目的としたコースで標準的基本コースです。
当院ではより健診精度を増すために、一般血液検査・心電図などの生理検査のほかにCT・腫瘍マーカーを組み入れています。

脳と心臓を含めた全身の主要臓器（心・脳・肝・膵・腎・骨・動脈・血液）を対象に、機能障害の有無、成人病と動脈硬化の進行具合、骨密度・がんの有無などについて、前年との比較で健康状態に変化がないかを全般的により正確に評価します。

こちらに対する健診には、以下のコースを用意しています。

• 全身健康チェック

心臓・血管・脳・成人病・がんの各コースを複合したコースです。 循環器精密ドックと全身総合αドックには脳と心臓の血管造影CTが含まれます。

これらに対する健診には、以下の4つのコースを用意しています。

• 循環器（心＋脳）ミニドック
• 循環器（心＋脳）精密ドック
• 成人病＋がんドック
• 全身総合αドック