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脈が速い・脈がとぶなどのお悩みはありませんか?
「心臓が急にドキドキする…これって不整脈?」多くの人が一度は経験するこの症状、実は深刻な健康問題のサインかもしれません。
また、脈が速い・脈がとぶ場合は心拍のリズムが乱れることであり、生活習慣からくる一時的なものから、深刻な心疾患によるものまで様々です。
また、脈が速い・脈がとぶ場合は不整脈の可能性がありますので一度医療機関へご相談ください。
不整脈とは
不整脈とは、心拍数が速くなったり遅くなったり、または不規則になる状態を指します。
日常生活で、運動や緊張すると心拍数が上がることはよくありますが、これは正常な生理反応です。
一方、30歳を超えると、健康な人でも心拍が途切れることがあり、これも一般的です。
しかし、休息時に心拍数が分間120回を超えるなど、動悸、めまい、呼吸困難を伴う場合は病的な不整脈であり、注意が必要です。
原因
不整脈は狭心症や心筋梗塞、心筋症などの心疾患や、甲状腺ホルモンの異常、自律神経の問題によって引き起こされることがあります。
さらに、薬の副作用によって不整脈が生じる場合もあります。
生活習慣病や喫煙、過度のアルコール摂取、ストレス、睡眠時無呼吸など、様々な要因が組み合わさることで不整脈が引き起こされます。
不整脈が引き起こす病気
心不全
心不全は、心臓のポンプ機能が低下し、体全体への栄養素や酸素の供給が不十分になる状態を指します。
この状態は、最悪の場合、命を脅かすこともあります。
脳梗塞
特に心房細動という不整脈は、脳梗塞のリスクを高めることが知られています。
脳梗塞は脳の血管が詰まることによって発生し、脳組織が壊死に至る重大な状態です。
この病気は命に関わるだけでなく、回復後も重篤な後遺症を残したり、再発の可能性があるため、非常に危険です。
不整脈と関連するその他の病気
不整脈は、心臓の問題だけでなく、他の健康問題とも関連があります。
たとえば、「自律神経失調症」と「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」は、不規則な生活やストレスが多い環境で発生しやすく、これらの状態は頻脈や脈の乱れを引き起こす原因となり得ます。
このように、心臓以外の病態でも不整脈が起こることがあり、それぞれの病気が不整脈を引き起こす可能性に注意が必要です。
検査
心電図検査
心臓の電気的活動を記録し、波形としてグラフに表示する検査です。
24時間ホルター心電図検査
この検査では、小型の記録装置を身に着け、24時間にわたり日常生活中の心電図を記録します。
この方法により、不整脈の発生時と状況を詳細に調べることができます。
超音波検査(心エコー検査)
心エコー検査では、超音波を使って心臓の構造や動きを映像で捉え、心臓の収縮力や弁の機能、心筋の厚さなどを評価します。
対処法
生活習慣の改善
健康的な生活習慣を心掛けることで、自律神経のバランスを整えることができます。
決まった時間に就寝し、十分な睡眠を取る、ストレスを適切に管理する、そしてカフェインやアルコールの摂取を控えることが重要です。
運動療法
適度な運動は自律神経を調整し、不整脈のリスクを低減します。
しかし、過度の運動は不整脈を悪化させる可能性があるため、軽い運動に留めましょう。
その他治療
一部の患者さんでは、生活習慣の改善や薬物治療だけでは効果が不十分な場合があります。そのような場合には、ペースメーカーの挿入、植え込み型除細動器(ICD)、またはカテーテルアブレーションといったより専門的な治療が行われることがあります。
脈が速い・脈がとぶと感じた際はご相談ください
不整脈は、日々の生活習慣の見直しや適切な治療によって、リスクを管理し、健康を維持することが可能です。
脈が速い・脈がとぶなどの症状は、時に見過ごされがちな症状ですが、その背後には様々な健康リスクが潜んでいますので、不整脈の症状が見られた場合は、早めに受診しましょう。
脈が速い・脈がとぶと感じた際の対処法
医療機関を受診された後は、以下の点に注意してお過ごしください。特に病気が見つからなかった場合でも重要です。
① 脈拍の測り方を練習しましょう。
頻脈が生じた際に、正確に測定して治療に役立てるためです。
② 頻脈(脈が速い・脈がとぶ)が発生した場合
まず安静にし、脈を測りましょう。緊張する場面などで脈拍が速くなりそうな時には、深呼吸をしてリラックスを心がけてください。
③ カフェイン、アルコール、喫煙
頻脈の原因となるため、できるだけ避けるようにしましょう。
④ 激しい運動
医師の許可を得た上で行うようにしましょう。